FmFm(ふむふむ)の独り言

自分のことを気楽につぶやくブログです。

生まれた4つの顔:大学入学編

 1年間の浪人生活を終えた私は、結局ほぼ志望大学として考えていなかった地元の大学へ通うこととなる。考えていたとしても、第4とか5くらい。ここで学生生活を4年過ごすことに、最初は不安しかなかった。地元の大学なので、私のことを知っている、あるいは私の後輩である学生に出会うだろうなと予想はしていた。後輩なのに同じ学年。これが辛い。自分の立場、コミュニケーションの仕方…など、不安要素は様々で、友達ができるか心配だった。

 だが、今ではこうして同じ夢や目標を目指す仲間を持ち、いろいろな人と交流できたことに喜びを感じている。ここに進むことも悪くなかったというか、むしろ良かったという気持ち。高校の自分とは打って変わって、忙しさや苦しさを恐れずにやりたいことにどんどん挑戦してみようという思いでいた。そこから生まれたのが、私の4つの顔だった。

 ①学生としての顔。これは当然大学生である以上、誰もが持っている顔だが、「学び続ける」ことを忘れないでいたいという思いも含んでいる。人間は常に学んでいる。これは高校の自分にはなかった姿勢だ。たとえ能力の差はあったとしても、常に上を目指し、向上心を忘れない。そして、できるだけ良い成績をキープする。かつて県内トップの高校に通っていた以上、誰にも負けないような存在でありたいなと思っていた。今は難しいことに気付いたけど。

 ②スイマーとしての顔。これも高校時代にはなかった側面。正式に言えば、中学校までの自分は持っていたが、高校に入ってあきらめた側面でもある。約4年間のブランクを経て、水泳に再挑戦。部活にも入部した。以前記したと思うが、泳ぐ機会が減ったとはいえ、50m自由形で生涯ベストタイムを出したり、主務を経験したりと、自分の可能性を見つけることができた。

 ③ギタリストとしての顔。福山雅治に憧れ、初心者としての挑戦。サークルにも加入。十分に練習できたのは大学1年の頃だけだったが、自分の趣味の1つを作ることができたと思っている。楽譜を見ながらではあるが、簡単な曲なら弾けるようになった。

 ④塾講師としての顔。将来を見据え、約3年間、とある学習塾で集団授業を受け持ち、主に中学生を対象に英語を教えた。たまに国語も。これが自分を変える本当に素晴らしい経験だったと思う。いろんなことを学んだし、成長することができた。何より教えることの大切さと難しさ、そして楽しさを知った。このアルバイトをしていなかったら、今の自分はないと思う。それくらい大きな経験だった。

 このように、様々な活動に手をかけ、充実した大学生活を送ることができたと思っている。たくさんのものを得た分、たくさんのものを失ってきたこともあるけど。(笑)後悔したこともあるが、やらないで後悔するより、やって後悔した方が絶対良いことも学んだ。無事卒業できたことをうれしく思う。