FmFm(ふむふむ)の独り言

自分のことを気楽につぶやくブログです。

集団の分析

 これまで様々な集団に属してきた。学校のクラス、部活動、ムカデ会(←?)…。集団はその人数が多ければ多いほど変化が激しくなる。知らないうちにAさんとBさんが仲良くなっていたり、CさんとDさんがけんかをしていたり、いつの間にかEさんがリーダーシップを発揮していたり。それは人間の個性があるから生まれるものであって、全員同じ性格、同じ好み、同じ考え方の人間ばかりが集まっていたら面白くない。統率する面では効率が良いかもしれないが。私もかつていろいろな集団をまとめる立場にあったし、これからそういった職業に就く。

 今から約3年前だろうか。80人の学生仲間を4つのグループに編成する作業を引き受けた。その80人はたった1年間しか共に過ごしていない仲で、私も全員の交友関係を知り尽くしてはいなかった。だから、80人に聞くしかなかった。「仲の良い人はだれですか」「一緒にグループになりたい人はいますか」このグループ編成は、その後の学部の行事をより活性化させるための試みだったので、私にはこうするしかなかったのだ。結局グループができたが、やはり反対する人は何人かいたようだ。申し訳ない気持ちと、情けない気持ちしかない。

 ここで思ったのが、集団は集団を作る人たち自身で良いものにする必要があるということ。性格も違う、考え方も違う人たちが集まる中、その違いを認めながら一つのことに取り組んだり、協力体制を作る。だれかを排斥しようとか、自分は関係ないという意識が生まれては逆効果だ。後は、常に安心していられる集団も必要だな。この人たちと一緒だったら楽しいとか、幸せだとか。だれかに嫌われていそうで怖い、という思いは作らせたくない。私は割と周りの目線だとか、周りの人がどう考えているのだろうと気になってしまう人だから、なおさら大事にしたいところ。学校は集団を強く意識することができる場であると思う、子どもも教員も。より良い集団を作るための教員の役割はとても難しいことかもしれないけれど、子どもたちを育てていく中で、集団にいることと役割を果たすことの大切さに、彼ら自身が気づくことができるような指導をしていくことが必要なのだろうね。